夜寝る前に本の読み聞かせをしながら
── 本の読み聞かせもしているそうですね。
中野さん:毎日2冊、本を読み聞かせています。日中に1冊読んで、夜寝る前にもう1冊。そんなに長い時間じゃないんですけど、必ず本を読んでから寝る習慣にしています。
長いと1回で10分とか15分くらい。短いと7、8分くらいですね。
── どんな本を読まれるんですか?
中野さん:『日本昔ばなし』とか世界むかしばなしのお話とか、あと、季節ものも取り入れます。たとえば、12月だとクリスマスのお話の本を読むとか。
── 中野さんはもともと読書家なのでしょうか?
中野さん:いや、そんなことはないです。ただ、本の読み聞かせはしたほうがいいと、いろいろな育児書に書いてありますし、子どもたちが本を好きなのでたくさん読んであげたいと思います。
毎日2冊読んでいるので、一度読んだ本を、何度か読み返すことも、もちろんあります。この本は、この間読んだから、今日はこれにするとか。うちも図書館並みに本があるわけではなく、限りがあるので。あとは、本屋さんで良さそうな本をチョイスしたり、友達がこういう本いいよってプレゼントで送ってくれたりもします。
── 日々、慌ただしいながらも、幸せそうな光景が目に浮かびます。
中野さん:日中はバタバタしていて、子どもたちが言うこと聞いてくれないとか、よくしゃべるなって思いながらも、今のところ子どもたちもすくすくと育ってくれてますし、幸せなことだと思います。
PROFILE 中野友加里さん
1985年生まれ。愛知県出身。3歳でフィギュアスケートと出会い、24歳で現役引退。2010年に株式会社フジテレビジョンに入社。2015年に結婚、現在は二児の母。2019年3月でフジテレビを退社し、メディアでスポーツコメンテーター、講演活動等を行っている。
取材・文/松永怜 撮影/阿部章仁