「“ちょっと高級”が好きな夫婦」の危険度が高い訳
もっともダメなのは、「ワンランク上」志向の夫婦です。
世帯年収に対し、ちょっと背伸びしたワンランク上の商品やサービスを好みます。ひとつの費目が突出して多いわけではありません。
食費、住居費、被服費、日用品費など全体的に支出過多となっている、いわゆる“メタボ家計”の状態。
贅沢しているわけではないものの、「少しでも良いもの」とこだわりを持っています。それが生活全般へ拡大し、いつのまにか家計は火の車に。
改善策としては、選択する商品やサービスに価格に見合った価値があるかを見極めることです。
なかには価値に見合わず、不要なものもあるでしょう。また、こだわりを続けるのであれば、何でもワンランク上を求めるのではなく、「衣食住のなかでは食を重視」など、軸を決めて他の支出を抑えるようにしましょう。
そうすれば、貯まる家計に切り替わるはずです。いかがでしたか。どのパターンも改善すれば必ず成果は現れます。行動して節約の効果を実感しましょう!
監修/横山光昭 取材・構成/百瀬康司 イラスト/村林タカノブ