知っておきたい塩むすびのコツと塩豚レシピ

── たくさん教えていただきありがとうございます。塩だれのバリエーションがあると、献立を考えるのもラクになりそうです。あと塩加減の悩みなのですが、シンプルな塩むすびの作り方にコツはありますか?

 

青山さん:
先にごはんに塩を混ぜ込むと、まんべんなく塩味がつけられます。

 

手に塩をとって握ったり、握りながら塩をかけたりだと、食べたときの塩加減がわかりにくいですよね。握る前に混ぜ込むなら、味見もできます。

 

── その方法なら、失敗しませんね!

 

青山さん:
塩を使ったシンプルな料理で、常備すると料理の手間が省けるのが塩豚や鶏ハム。特に塩豚はおすすめで、そのまま食べても、紹介した塩だれもぴったりです。

 

香ばしく焼いてヘルシーなサムギョプサル、ベーコンの代わりにもなるし、軽く甘辛煮にして角煮やチャーシューにリメイクも可能です。

 

豚バラのかたまり肉500gに塩10gをまんべんなくすりこんで、ぴっちりラップで包んでから密閉袋に入れ、極力空気を抜いて閉じたら冷蔵室で寝かせます。冬場は1週間、夏は3日くらいが目安です。お肉によってドリップが出ることもあるので、途中で確認してキッチンペーパーで拭き取り、ラップし直してください。

 

たっぷりの沸騰したお湯で最低20分、理想は1時間コトコト煮れば完成です。

 

── 食べ方にいろいろなバリエーションがあるのは、かなり便利ですね。

 

青山さん:
ポイントは2%の塩加減で、それくらいの塩分だと塩豚を作るために煮たゆで汁をベースに、スープもできます。

 

豚肉のアミノ酸が溶け出した美味しいスープになるので、無駄なく活用してください。

 

塩のイメージ