「田舎者と思われるのが、嫌だなんて思ったことはありませんよ!」。長年、「ぐんま大使」として活動し、群馬県に関するテレビ番組を見るとだいたい出演している井森美幸さん。いまだに都内の地下鉄マップを持ち歩くほど、都会には慣れない様子。井森さん、群馬の魅力教えて!
デビュー当時からの群馬愛!田舎は誇りでしかない
── 2008年から地元・群馬県の観光大使「ぐんま大使」をされているそうですが、もう10年以上ですね。
井森さん:「ぐんま大使」は秀ちゃん(同郷の中山秀征さん)と一緒にずっとやらせていただいていますけど、最初はまさかこういうお話が来るなんてと驚きましたね。
今でこそ、ふるさとや地方をテーマにしたテレビ番組が多くなりましたが、そのなかでも『秘密のケンミンSHOW』はパイオニア的な番組です。
放送当初から番組に出演させていただいていますが、群馬県出身を口にしてきたことが、まさかこんな形で仕事になっていくなんて、夢にも思わなかったです。
以前は、あまり地元の話をすることがなかったんですけど、今、それをたくさんお話しできることが、故郷にできる恩返しのひとつになっていたら嬉しいですね。
昔は「田舎者だと思われるのが嫌だ」と言う人がいたと思うんです。でも、私と秀ちゃんはデビュー当時から「私たちは田舎者です」と、よく言っていました(笑)。
私たちは田舎者を隠してもいないし、それを恥ずかしいとも思っていなかったんですよ。
だから、ようやく皆さんが公で言うようになって、「生きやすい世の中になってきたね」って、2人で話しています(笑)。
── 井森さんが思う群馬の県民性とは?
井森さん:群馬県民は人懐っこい人が多いかもしれませんね。秀ちゃんもそうですけど。懐にぐっと入らせてくれるような。
壁がわりとなくて「あれ、昔から知っていたんじゃない?」みたいな感じで親しみやすい方が多い気がします。
もちろんなかには違う方もいると思いますが、私の地元の友だちもそういう人が多いですね。