医師に「男性更年期です」と告げられて…

それからも心身の不調はなくなりません。泌尿器科に行けばいいと妻からアドバイスされ、職場近くの総合病院に足を運ぶことに。

 

「男性ホルモンは20代をピークに減り続けるんだそうです。40代後半にもなると、さまざまなストレスも高まる。

 

それで一気に心身の不調が出てくる。いわゆる『男性更年期です』と医師に告げられ腑に落ちました」

 

コロナ禍になりテレワークになって、以前のような意思疎通ができず、仕事がうまく進まない状況もケイスケさんにストレスをよりかけることに。

 

上司がコロナに感染して重症になったり、派遣社員を雇い止めしなければならなかったりとさまざまなことが押し寄せていた時期でもあります。

 

「筋肉量を増やすと男性ホルモンも増えると医師に言われ、ほとんど運動などしなかったんですが、ウォーキングを始めました。

 

飲み会が減ったのはつらかったですが、かえって体のためにはよかったようです。妻との会話も増えて、少しずつ体調もよくなりました。

 

一方で、年をとったということかとガックリもしましたが、妻から『お互い、いい感じで年を重ねていければいいんじゃない?』と言われて、それもそうかなと」

 

バリバリ仕事をして走り続けなければいけない、と思い込んでいたことにも気づかされたと言います。