■お昼寝で仕事能率アップ!働く人にとって嬉しいメリット5つ

では具体的に、仕事中にパワーナップを取り入れることでどのようなメリットを実感できるのでしょうか。5つのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。 ★眠気を上手に解消できる 人間の身体は、周期的に眠くなるようできています。これは睡眠が、人間にとって欠かせないものだから。定期的に眠り、身体や脳を休めるようなシステムになっているのですね。 私たちの身体は、前回の就寝から、約15時間後に再度眠気がやってくるようにできています。つまり毎晩の就寝時間が11時頃の人にとって、翌日の午後2時は、ちょうど眠気がやってくるポイントなのです。 午後2時といえば、仕事の真っ最中の時間帯ではありますが、この時間帯を昼寝で上手に乗り越えることができれば、その後の業務時間を、眠気で無駄にしてしまうようなことはありません。 ★作業効率がアップする 私たちの身体は、眠気を抱えている状態でうまく働かせるのは難しいもの。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針2014」によると、人間が十分に覚醒して作業を行うことが可能なのは、起床後12~13時間が限界であるとしています。 起床後15時間以上では酒気帯び運転と同じ程度の作業能率、起床後17時間を過ぎると飲酒運転と同じ作業能率まで低下することが示されています。 午前6時に起きる人を例に挙げれば、午後9時には酒気帯び運転と同程度に、そして午後11時には飲酒運転と同等の作業効率になってしまうのです。 午後はどんどんと仕事の能力が悪くなってしまうことを考えたら、眠気がピークを迎える前に短時間睡眠をとることで、そのほかの時間を守る方が効率的です。



★疲労回復効果 カリフォルニア大学の心理学者、サラ・メドニック助教授が発表した説によると、昼間に20分の短時間睡眠をとると、8時間分のスタミナを回復できる効果を期待できるとしています。