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30年後の家計事情、一体どうなる?

マネー

2020.08.08

2020.08.09

貯金だけでは限界。つみたてNISAなどを視野に

このように、老後の収支を計算すると、月々不足するだいたいの金額がわかってきます。あとは、それを埋めるために、今から対策を打っておきましょう。

 

最初に考えるのは、やはり貯蓄です。60歳から30年生きると仮定し、月々の不足分をかければ、60歳までに用意すべき金額が見えてくるでしょう。ただ、銀行などの定期預金では貯まりにくいので、投資も検討することをおすすめします。投資といっても、投資信託で十分です。

 

投資信託を毎月2万円ずつ積立てで購入し、30年間続ければ、2万円×12カ月×30年間で、元手は720万円。年間の利回りが2~3%(※A)だとしても、1000~1100万円に増やせることが期待できます。月々の積立を3万円にすれば、1080万円の元手を1400~1700万円に増やすことも夢ではありません。

 

その際、「つみたてNISA」を利用することをおすすめします。通常、投資で得た利益には税金がかかりますが、この制度では年間40万円(20年間で最大800万円)は非課税です。

 

また、「IDeCo(個人型確定拠出年金)」を使うと、つみたてNISA同様に、運用益が非課税になるだけでなく、掛け金が所得控除の対象になり、有利に運用できます。

 

老後の資金を確保する方法としては、「年金支給時期の繰り下げ」も有効。65歳から支給される開始時期を、70歳まで遅らせると受給額が42%増額されます。

 

最近になって、75歳まで開始時期を繰り下げられることも決まりました。増額の割合は変わるかもしれませんが、制度自体は今後も残るでしょう。

 

以上のように、自分の老後の収支をシミュレーションすれば、冷静に、さまざまな手を打てるようになります。老後の不安を減らすために、夫婦でやってみてはいかがでしょうか。

 

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監修/横山光昭 取材・構成/杉山直隆 イラスト/村林タカノブ


※A 日経平均の値動きに連動するようにつくられている、野村アセットマネジメント「日経225連動型上場投資信託」を参考。2020年5月31日時点で、5年間の利回り(トータルリターン)が年率3.04%、10年間だと年率10.25%に上っている

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