妊娠中に注意したい「トキソプラズマ症」
「トキソプラズマ症」を発症すると、軽度な発熱、だるさ、リンパ節の腫れなど、かぜとよく似た症状が現れますが、自然に治ることがほとんど。 また、感染しても無症状であることも少なくありません。 人から人へ感染することはなく、一度感染すると免疫ができて、二度と感染することはないとされています。
しかし注意したいのは、初めの感染が妊娠中のとき。この場合、胎盤を通してお腹の赤ちゃんに感染することがあります。 感染の結果、水頭症、視力障害、精神や運動機能発達の遅れなど、先天的な異常を引き起こす「先天性トキソプラズマ症」を発症してしまうことが。 このため、妊娠中は感染しないよう注意したいのです。