妊娠中の「トキソプラズマ症」の予防法
妊娠中に注意したい「トキソプラズマ症」の予防法をご紹介します。
●肉はしっかり火を通し、野菜はしっかり洗う
トキソプラズマの感染経路は多様ですが、やはり一番多いのは食べ物を介した感染です。 特に豚肉には要注意です。トキソプラズマは熱に弱いため、しっかり火を通して食べるようにしましょう。 また、生ハムなどもトキソプラズマが潜んでいる可能性がありますので、妊娠中は避けて下さい。 サラダなどの生野菜はしっかり水で洗い流しましょう。外食などでは確認が難しいので、できれば生の野菜は食べないくらいの用心を。 また調理に使用した器具もトキソプラズマが付着することがありますので、そのつど丁寧に洗浄し、手で生肉を触った後は石鹸でよく洗いましょう。
●庭の土などに素手で触れない
庭の土などにも、思いのほかトキソプラズマが潜んでいることがあります。特に、近所に野良猫などがいる場合は注意が必要です。 ガーデニングが趣味の方も妊娠中はほどほどに控え、土に触るときはマスクや手袋をするようにしましょう。
●猫のトイレ掃除はしない
妊娠前から猫を飼っている方は、トイレ掃除など、糞に触れる可能性のある作業はできるだけ控えてください。 できればご家族などにお願いしたいところですが、妊婦さんが行うときはマスクと手袋を着用し、掃除終了後は手洗い・手指消毒を欠かさず行ってください。