「口呼吸」の弊害は?
「鼻呼吸」にくらべ、「口呼吸」をしていると風邪をひきやすくなります。 「鼻呼吸」で鼻から空気を吸い込んだ場合、肺にたどり着くまでの通路は湿度が高く、小さなごみや細菌やウイルスなどが侵入しづらい構造になっています。 一方の「口呼吸」では、口から取り込んだ空気が直接のどに当たるので、細菌やウイルスが付着しやすく、風邪をひきやすくなるのです。 このほか疲れ・不安になりやすい、いびきや睡眠時無呼吸症候群などへの関連や、口が開いていることで口臭の原因が増え、虫歯も多くなります。 子どもの場合には、口呼吸が続くことで顎の発達が悪くなり、歯並びにも影響する場合があります。
「鼻呼吸」に改善する方法
鼻呼吸のトレーニング法は、
「みらいクリニック」の今井院長が考案した「あいうべ体操」がおすすめです。 「あ~、い~、う~、べ~」と口をしっかり大きく動かしながら、最後はべーっと舌を出します。このとき、声は出しても出さなくてもかまいません。 食後に10回ずつ(1日30回)を目安に続けます。舌の力がつき、自然に口を閉じることができるようになります。 同時に普段から意識して、舌の先を上顎の歯茎の内側につくようにするとよいでしょう。
あいうべ体操はいつでもどこでも誰にでもでき、小顔効果や便秘解消、花粉症などのアレルギー症状の改善効果もあるといわれています。 1か月以上続けると変化が見られてきますので、根気よく続けてみてください。