産後、症状が治らないことも…
妊娠中に発症する逆流性食道炎は、大きくなった子宮による胃の圧迫と、ホルモンバランスの変化が主な原因。 このため無事に出産を終えると、自然に改善していくことが多いとされています。しかし、産後も症状に悩まされる方は少なくありません。
原因としては、産後の体重の戻りが十分でないことが挙げられますが、「産後特有の生活習慣」が引き金になっていることも考えられます。 逆流性食道炎は、前かがみの姿勢を続けたり、重いものを持って腹部に力がかかることが多かったり、不規則な食生活を続けることで発症することがあります。 産後は慣れない赤ちゃんの抱っこでお腹に不自然な力が入ったり、授乳やおむつ替えなどで前かがみの姿勢になりやすいもの。 さらに、育児や家事に追われて食事が不規則になりがちで、気づけば逆流性食道炎になりやすい生活を送っている方が多いのです。