産後の「逆流性食道炎」改善の対策
産後の逆流性食道炎は正しい対策を行えば、自然と改善していくことがほとんどです。具体的には次のような対策がおすすめです。症状に悩んでいる方は、できることから始めてみましょう。
●妊娠前の体重を目指す
●添い寝のときは右向きではなく左向きで横になる
●食事は一気に食べ過ぎない
●高脂肪、高糖分のものは控える
●就寝前の食事は控える
病院での治療が必要な要注意ケース
妊娠中の逆流性食道炎の多くは、産後は自然に改善したり、生活習慣を整えたりすることでよくなるため、軽く思われがちなトラブルです。
しかしひどくなると、胸やけや痛みのために食欲がなくなるばかりでなく、夜間の吐き気・咳などの症状が現れて快適な睡眠がとれなくなることも少なくありません。 育児中のママにとって良質な睡眠をとるのはとても大切なこと。逆流性食道炎の影響で睡眠が障害されると、深刻な睡眠不足になりかねません。 そうなると日常生活に支障を来すだけでなく、抑うつ気分などを引き起こすこともあります。 日常生活を改善しても症状がよくならない場合は、できるだけ早く病院を受診するようにしましょう。
文:成田亜希子