「お寿司屋さんの味を忘れちゃった!」(百合子さん/42歳/デザイナー)


 

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わが家では数か月に一度、家で手巻きすしを作ります。6歳と4歳の子どもに合わせて、酢飯は甘め。子どもたちは喜ぶので、楽しい気分で食べたいと思っているのですが、旦那はいつもテンションの下がることを言うんです。 たとえば「すし屋を思い出してみろよ。ネタはもっと細く切ってあるだろ」とか「酢飯が甘すぎて、ネタが台なしだ。俺が行っているすし屋ではな…」と、小言ばかり。 手巻きずしのたびに「すし屋」「すし屋」と連発するので、ついに我慢できなくなり「もう6年もちゃんとしたすし屋に行ってないんだから!」と。結婚して初めての私の誕生日以来、旦那とすし屋に行った記憶はありません。上質なすし屋の味なんてとうに忘れてしまいました。 すると旦那は「あ、ごめん。そんなつもりじゃ」と口ごもっていましたが、チャンスだと思い「来月の私の誕生日、あなたの自腹でよろしくね」と、たたみかけました。旦那は「しょうがないな…」と言ってましたよ。楽しみ!!

 

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