ゲーム障害が思春期の子に与える影響とは?

 

iStock/JJFarquitectos 

 

現在、ゲーム障害の正確な患者数は分かっていませんが、厚生労働省によれば中高生の約93万人が「ネット依存」の状態にあるといいます

(※1)

ネット依存の人の9割は、ゲーム障害を発症しているとの報告もあり、思春期の子どもたちの間でもゲーム障害は蔓延していると考えられています。 ゲーム障害を発症すると生活の中心がゲームになるため、次のような問題が生じるようになります。

●学校の欠席
●引きこもり
●昼夜逆転
●学習時間の減少

 

その結果、進学を諦めたり、進学した学校を退学せざるを得なくなったりするケースも。 また、多くのゲーム障害患者の診療にあたる医療機関の報告によれば、ゲーム障害患者120名のうち約半数が「物にあたる・壊す」などの問題行動を起こし、約3割が「家族に対する暴力」が見られたとのこと。 日常生活への支障だけでなく、人格や良識なども蝕まれる可能性があります。

 

 

>>NEXT 「ゲーム障害」こんな変化はない?