癒合歯に必要な処置
乳歯の癒合歯自体を治す必要性や治療方法はありませんが、くっついている場所が虫歯になりやすい傾向があり、虫歯予防に特に気をつける必要があります。 また、くっついている境目が深い溝になっているようであれば「シーラント」を行った方がよい場合もあります。
虫歯予防処置「シーラント」とは?
清掃性の悪い溝の部分にプラスチックの樹脂を流し込むことで、虫歯を予防する方法のことをいいます。この処置をしておくことで歯の溝に食べ物のカスが残ることを、予防できることでしょう。
ただし気をつけるべきことは、虫歯予防だけではありません。永久歯になったときの「歯並び」も、十分に注意する必要があります。 乳歯が癒合歯の場合、その後に続く永久歯は、2本の場合と1本の場合の2つのパターンが考えられます。 永久歯が本来よりも「1本足りない」という割合は、約50%弱という報告も。またごく稀に、永久歯も癒合歯というケースもあります。 次のページで詳しく解説します。