日本人の視力事情


実際に世間の“視力”事情はどのようになっているのでしょうか。市場調査などを行っている「株式会社マクロミル」が2018年に公開した調査結果によると、成人男女の裸眼視力は平均で“0.5”。“0.1未満”と答えた人は、全体の30%にも上りました。視力が1.0以上ある人は、20代だけのデータを見ても19.7%。ちなみに“1.0以上”の割合が一番多かったのは30代で、22.7%となっています。

 

また文部科学省が発表した平成30年度の「学校保健統計調査」によると、裸眼視力が「1.0未満」の割合は幼稚園26.68%、小学校34.10%、中学校56.04%、高等学校67.23%という結果に。この中で小学校と高等学校の数字は、過去最高の割合になりました。さらに「0.3未満」の割合も、小学校(9.28%)と高等学校(39.34%)で過去最高を記録。若者の視力は年々低下している傾向にあるようです。