株式会社DI Asiaと株式会社カーツメディアワークスが共同で、アジア3カ国および日本における「働き方」の調査を実施。日本とベトナム・タイ・インドネシアの「働き方」に対する意識の違いが明らかになりました。
日本は「趣味」や「家族」優先の国?
まず普段生活している中で、「最も時間を割いていることはなんですか?」と質問。「仕事」の割合が最も多かったのはインドネシア(76%)でした。一方「家族」を最も重視していたのはベトナム(48%)で、「仕事」と「家族」の比率が日本やタイとほぼ真逆。「仕事」を重視しがちな印象の日本は、意外にも「仕事」と答えた人が46%で半数を割りました。代わりに特徴的だったのは、「趣味」に時間を割いている人(20%)が他の国に比べて多かったことです。ちなみに他国で「趣味」と答えた人はタイ(6%)、ベトナム(9%)、インドネシア(5%)といずれも1ケタ台。「ワークライフバランス」の考え方は、日本でも徐々に浸透してきているのかもしれません。
「働き方改革」で大きなトピックスとなっている「残業」について聞きました。残業する理由として、「残業代を稼ぎたかったから」と答えた人の割合が多いのはベトナム(30%)とタイ(27%)。他国の第1位をみると、インドネシアでは「上司からの依頼」が25%でした。日本では2位と20ポイントの大差をつけて「自分の仕事が終わらないから」がトップ(37%)に。
また「一緒に働く人の仕事を手伝いたいと思ったから」という理由をあげた「同僚思い」な人が多い国をランクづけ。第1位はインドネシアの24%でした。以下2位タイ(15%)、3位ベトナム(10%)、4位日本(4%)という結果に。日本は他国に比べて、同僚のために残業する人は少ないことがわかります。