意外と知らない“お返し”の常識
“お祝い返し”がいらない場合って?
“お返し”についてはさまざまな意見がありますが、そもそも贈りものをいただいた時は「必ずお返しする」のが正しいマナーなのでしょうか? 食品・ギフトを取り扱う「片岡物産」の公式ホームページによると、お祝いの贈りものをいただいても「お返しのいらない場合」があるとか。
1. 子どもへのお祝い
2. お歳暮・お中元
3. 災害・火事見舞い
4. 昇進・栄転・転勤祝い
5. 陣中見舞い
6. 引っ越し祝い
「昇進祝い」や「引っ越し祝い」などの贈りものは餞別の意味合いも強いので、特別に“お返し”は必要ありません。しかしどのパターンでも、“より良い付き合いを続けて行くためにも、お礼状の送付は大切なマナーです”という一文が。感謝の気持ちを伝えることが何より大切ですね。
他にも「子ども自身に手紙を書かせたり、電話で直接お礼を言わせる」など、品物や金額にとらわれない考え方も紹介されていました。あくまで感謝を伝えるコミュニケーションと思えば、少しは気が楽になるかもしれません。
文/河井奈津
参考/片岡物産株式会社「ギフトマナーガイド お返しのマナー お返しのいらない場合」 https://www.kataoka.com/enjoy/gift/returnfavor/noreturn.html