知らないうちに口の中にできてしまう口内炎。食事も食べにくくなったり辛いですよね。疲れやビタミン不足が原因と言われているのですが、原因はそれだけではありません。この記事では、口内炎の本当の原因と適切なケアについて解説します。
■口内炎の原因には種類がある
痛くてツライ口内炎は、口の粘膜やその周辺にできてしまう炎症の総称となります。歯茎や舌、唇や口角にできる炎症をまとめてそう呼んでいるのです。 口内は食事や呼吸を通じて外部との接触が多くなるため、細菌やウィルスが侵入しやすい場所。その細菌やウィルスによって、炎症が起こり口内炎になります。 口内炎ができてしまうと、食事がしにくいのはもちろんですが、その痛みや喋りにくさからイライラ・不眠といった精神的な苦痛を感じることもありますよね。 一般的な口内炎はアフタ性口内炎と呼ばれるもので、疲労やストレス、また、免疫力の低下や、睡眠不足、栄養不足が原因で発生します。 女性の場合は、ホルモンバランスの乱れによってできやすくなります。ですが、実際の原因ははっきりとはわかっていないようです。赤く腫れて中央は白い潰瘍となったものです。 次に多いのがカタル性口内炎です。これは頬の内側を噛んでしまったり、熱いお茶、入れ歯や矯正器具といった刺激によって起きる口内炎です。 また、虫歯や歯周病等も口内炎の原因となる場合もあります。他にも、ビタミン不足や喫煙なども影響しているようですが、慢性的に口内炎がある場合には病院に相談してみましょう。 他にも、ヘルペス性口内炎、カンジダ性口内炎など、病気として診断されるものもあります。一概に「口内炎」と言っても、原因は様々なんですね。
■口内炎ができやすい人はどんな人?
疲労やストレスがたまりやすい人は、それが口内炎となって身体に現れる方もいます。「疲れているな」と感じる人は、口内炎ができる前に栄養のある食事を摂って休みましょう。 また、噛んでできる口内炎の対処法は気をつけることしか対処法がありません。入れ歯や矯正器具を装着していて口内炎ができやすい方は、歯医者さんに一度相談してみてくださいね。
■口内炎ができた場合の対処法
口内炎ができたら、まずは身体を休めて疲れをとるということが大切です。気分転換やストレスの解消も必要ですね。また、歯磨きやうがいをしっかりと行い、口の中を清潔にしておくことも必要です。歯磨きの際は、粘膜を傷つけないためにも柔らかい歯ブラシを使いましょう。 入れ歯や矯正器具による刺激が原因となっている場合、歯医者さんでしっかりと調整をしてもらう必要があります。 痛みへの対処としては、長時間の入浴やアルコールはなるべく控えましょう。身体は温まると血行が良くならうで、炎症による痛みが強くなることがあるのです。冷やす必要はありませんが、温めすぎないように注意が必要ですね。
■口内炎を予防しよう
まず、口内環境を清潔に保つために、歯磨きは丁寧に行いましょう。フロスや歯間ブラシを使うのもオススメですし、マウスウォッシュを使用してうがいをするのも効果的です。 食後の歯磨きは大切ですが、歯磨きができない場合、せめてうがいだけでもしておくとよいでしょう。 何度も再発するようであれば、他に原因が考えられるので、歯医者さんで相談してみることも必要かもしれません。 また、唾液は口内の細菌やウイルスを洗い流す効果があります。そのため、口内が乾燥していると口臭の原因だけでなく、口内炎のリスクも高くなってしまいます。口の中を乾燥させないというのは口内炎の予防にも効果的なのです。 不規則な生活も口内炎のリスクを高めてしまいます。疲労の蓄積もですし、ストレスもです。ですから、しっかりと眠り、疲れを癒しておきましょう。 栄養バランスのよい食事も大切です。ビタミンBには口内炎を予防する効果もありますし、ビタミンCは免疫力を高めてくれるのです。口内炎にはビタミンがよいと言われるのも理解できますよね。
■口内炎の予防と対策まとめ
口内炎にはいろいろな症状と原因があるのですが、疲れやストレスが原因となることも多いのです。放置しておいても自然治癒するため、我慢しながら放置している人も多いのではないでしょうか。 治療を受ければ治りも早くなります。また、実は口内炎ではなく重大な病気であったということもあります。通常は1週間程度で治るのですが、なかなか良くならないといった場合は、一度、専門家に診てもらったほうがいいかもしれません。その際には、口内炎以外の可能性も考えて診てもらいましょう。