■幼児教育で大切なこと
幼児教育を行う上で大切なのは、子どもに勉強や習い事をさせることだけではありません。
幼児教育では、子どもの自主性を育むことが大切です。親がどれほど子どもに教育を受けさせたいと思っていても、子ども自身が興味がなければ良い結果を生むことはできません。子どもが自分で興味を持ち、自分でチャレンジしていく気持ちが大切なのです。 子どもが行動を起こす前に親が制限してしまうと、子どもの自主性は育ちません。あれをしてはダメ、これは良くないなど、子どもが自分で経験をする前に親が答えを出してしまうと、子ども自身の考える力を育てられません。 また、子どもなので、興味の対象がコロコロ変わってしまうことも少なくありません。自分の子どもは飽きっぽい、継続力がないと嘆くのではなく、子どもが本当に好きなものを見つけるための通過点だと思い、見守ってあげましょう。 子どもがダメなことをした場合、子どものしつけとして「どうしてこんなことするの」などと否定的な言葉で子どもを叱ってしまうこともあります。
子どもが小さい場合、親がどうして怒っているのか分からず、ただ親に否定されてしまっていると受け取ってしまうこともあります。 何をしても否定されていると感じると、自分が何かすると叱られると考えてしまい、物事に対して消極的になってしまいます。 子どものしつけは大切ですが叱るときは否定するのではなく、悪いことをしたらママは悲しいな、などといった言葉を伝えると、親を悲しませていると思い、自分が悪いことをしたと自覚するようになります。
■親が注意すべき点
子どもにいろいろな教育をしてあげたいと思い、幼児教育に熱心になる親も少なくありません。その結果、たくさんの習い事を子どもにさせてしまうこともあるようです。 子どもは初めて経験することは楽しく感じ、親がやってみたいか聞くと必ずやりたいと答えるものです。
また、子どもは多くのことを吸収しますので、習い事を始めると急速に学力が上がったり、力をつけることもあるでしょう。 しかし、あまりにも多くの習い事をさせると、最初は楽しく通っていた子どももストレスに感じてしまい、結果的には習い事そのものを嫌がるようになることもあります。 親が習い事を決めるのではなく、子どもが自発的にやりたいと言い出すのを待って、習い事を決めるのも一手です。
■まとめ
子どもの幼児教育についてまとめてみました。幼児教育については各家庭でいろいろな考え方があります。大切なのは周りの子どもと比べないことです。他の子どもが幼児教室に通い、いろいろできるようになっていたとしても、自分の子どものペースに合わせて幼児教育を行うようにしましょう。