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赤ちゃん期が終了に近づくと子どもは言葉を理解するようになり、いろいろなことに興味を持ち始めます。自主性が表れ、興味があることとイヤなことイヤとをハッキリ意思表示するようになります。 子どもに自我が芽生えると、しつけや幼児教育などをどうするか気になる親も少なくありません。幼児教育とはどのようなものなのか、親はどのようなことに気をつければよいのか、幼児教育について分かりやすく紹介していきます。

■幼児教育とは?

乳幼児期は社会で生きていくための基礎や基本を身につける、とても大切な時期です。友だちとの遊びや、周りの人との関わりの中でで言葉を身につけていき、思いやりの心や協調性などを覚えていきます。 こうした大切な乳幼児期に、子どもの可能性を引き出して指導を行っていくのが幼児教育です。


机の前に座って勉強する学校とは違い、遊びや友だちとの関わりの中から考える力や覚える力を身につけて、知力を伸ばしていきます。 基本的には保育園や幼稚園、習い事などを含めた教育全般を幼児教育といいますが、家庭でのしつけも立派な幼児教育の一つです。


あいさつやお礼など、人としてできて当たり前のことを家庭で学ぶことが、幼児教育のスタートといえるのです。

■幼児教育の目的

幼児教育というと知能を高める、成績を上げるなどが中心と思われがちですが、幼児教育の本来の目的は、健全な人間性を育むことです。


人間の基盤が形成される幼児期に、幼稚園や保育園で集団生活のルールを学び、コミュニケーション能力や相手の気持ちをはかる能力を身につけることが目的です。


生きる力を身につけていくための教育を幼児のときに学び、社会性を身につけていきます。

■親が広げてあげられる子どもの可能性

子どもが成長する上でもっとも大事な時期が幼児期といえます。幼稚園や保育園で幼児教育を学ぶことはできますが、早くからいろいろな幼児教育を受けた子どもは、知能指数が伸びやすいという説もあります。 子どもたちの可能性を広げるには、親の支えが必要です。いろいろな習い事教室や塾などに通わせることで、子どもたちの将来の可能性が広がってきます。


どんなことに興味を示すのかも、子どもによって異なります。興味がないと思えることでも、実際に体験してみると夢中になることもあります。


まずは体験教室や体験入学などに参加してみて、子どもが興味を持った習い事を始めるのが良いでしょう。