「子どもはほめて伸ばそう」とはよく言われますが、あなた、そしてパートナーはお子さんをどんな風にほめていますか? 良かれと思ってほめても、ほめ方が間違っていると逆効果になってしまう…と聞くとドキッとしますよね。 子どもをダメにしてしまうかもしれない「間違ったほめ方」って、いったいどんなもの? 今回では、保育園から大学生までのお子さんを持つママにインタビューし、実体験からわかった、「間違ったほめ方」のパターンを集めてみました。 あなたも知らないうちにやっていないか、ぜひ一緒にチェックしてみて下さい。
間違った子どものほめ方1:条件付きでほめる
あなたの友人や同僚、後輩などに「○○さんのここがすごいと思う!」とほめた時、「いえいえそんなこと全然ないです!だってあれもこれもできてないし、○○もダメで…」と、全力で否定する人が時々いませんか? 欧米での暮らしが長い人から見た日本人の不思議な点の1つが、この「ほめられたら必死で否定するところ」だそうです。 謙虚な態度は美点でもありますが、今の子どもたちが社会に出る頃には各国出身の人たちと働く機会が増えてくるので、あまりにも否定すると不思議どころか気を悪くされる可能性すら出てきます。
特に、それが単なる謙遜ではなく、子どもの頃のほめられ方に起因している場合は要注意。
「100点を取った時だけほめる」 「音読で一文字も間違えなかった時だけほめる」 といった“条件付き”のほめ方しかされないまま大人になると、何でもない時に 「その言い方素敵ですね」 「笑顔がいいですね」 といった、自分自身へのほめ言葉を聞くと、「気を抜いている時にほめられるはずがない」と無意識に思っているので、脳内でそれを処理できず、全力で否定してしまうことがあるそうです。