間違った子どものほめ方2:結果だけほめる
テストで100点取れたとして、その結果だけをほめるのも要注意。 「単語テストで100点?すごいね!」 だけでも悪くはないのですが、 「スキマ時間にちょこちょこ単語の勉強してたもんね。マメなところがすごい!」 のように言われれば、子どもは自分自身を見ていてくれたと感じられ、よりうれしい気持ちになれるでしょう。
といっても、忙しいママやパパ、いつもじっくり様子を見てばかりもいられませんから、そういう時は上から「ほめる」のではなく、「成功の秘訣を教えてもらう」というスタンスで 「ママも子どもの頃、単語テストで100点なんてなかなか取れなかったよ!どうやったら100点取れるんだろう?知りたいな」 と聞いてみるのもいいですね。
間違った子どものほめ方3:才能だけをほめる
米スタンフォード大学で行われた心理学の実験で、子どもたちを二つのグループに分け、 「よく努力したね、工夫したんだね」と努力をほめた場合と、 「君は生まれつき頭がいいんだね」と才能をほめた場合を比較しました。
すると、次に難しい課題を与えられたとき、「努力」をほめられたグループの子どもたちの方が、明らかに意欲や粘り強さを見せ、高い成績を取ったそうです。
人は努力や工夫をほめられると、次に難しい局面に出会っても別の工夫やさらなる努力をしようと思えますが、「この前の結果は才能だった」と思ってしまうと、もし次の問題が解けなければ、それは「自分に才能がない」ことを意味します。 結果、自分を否定されるのを恐れてチャレンジを避けるようになってしまうこともあるようです。