—— 音響監督としてアフレコ現場にも立ち会ったと伺っています。声優さんたちとのエピソードを教えてください。
櫻木監督
みなさんとても前向きで、いろいろなアイデアを提案してくださいました。とてもいいムードで収録が進みました。特に梶裕貴さんは、セリフの提案までしてくれたんです。その分、収録時間はかかりましたが、主人公がそこまでこだわってくれたことはうれしかったです。自分が作ったキャラクターに声がつき、キャラクターが出来上がっていく。感慨深かったです。
—— 主人公が高校生ということで、櫻木監督の高校時代について教えてください!
櫻木監督
共学でしたが、工業系の男子だけのクラスでした。男女が集まるとヒエラルキーみたいなものが出てきますが、男子だけなので好きなことをそれぞれがやっているという世界でしたね。手先が器用だったので、ミニ四駆とかいじったり、ひたすらモノを綺麗に削ることに没頭したりしていました(笑)映画作りに興味が出たのも、手先が器用だったからかもしれません。CGを作ったり、絵を描いたり、造形をしたり、苦ではないんです。