—— シリーズ1作目の『モンスター・ホテル』を観たときの、山寺さん演じるドラキュラの印象はいかがでしたか?
観月さん
ドラキュラなので、最初は「怖いのかな?」なんて思ったのですが、観たら、とってもキュートなパパという感じで。山寺さんの声もぴったりハマっていたので、すごく観やすかったです。あと、このシリーズは曲が素晴らしいと思います。今回もブルーノ・マーズが出てきたと思ったら、私たちの青春時代によく聴いていた洋楽が出てきたり。サントラ盤が欲しくなるくらい、音楽が魅力的です。
山寺さん
サントラ盤もいいですよね。1作目では藤森(慎吾)くんとふたりでラップもやりました。すごく大変でしたが、おもしろかったですね。音楽も相当こだわっている作品です。今作でも、ラストで音楽がすごく大事な役割を果たしています。そこも、見どころです。
—— ご自身が演じるキャラクターの魅力や気に入っているところを教えていただけますか?
山寺さん
ドラキュラは、亡くなった奥さんのことをすごく愛していて…。そしてなによりも、娘のことが大好きで、ジョナサンを認めて…という流れできたところに、まさか、今回、恋をするという! 思いもしなかった展開は、これまでとは大きく違うところです。
娘にも孫にもメロメロなドラキュラですが、モンスターチームの中で、リーダー的存在で圧倒的な力も持っている。統率力も抜群な“あの”ドラキュラが恋をすると、こんな風になっちゃうんだ…という。先ほど、観月さんもおっしゃっていたように、ドラキュラの可愛さ、これが本作のポイントだと思います。