車内での音もれは車内全体が被害者に…
日本民営鉄道協会が実施した「駅と電車内のマナーに関するアンケート」では、思わず共感してしまう迷惑行為のランキングが発表されました。1位が「騒々しい会話・はしゃぎまわり等」で、9年連続のトップ。2位には「座席の座り方」が2年ぶりにランクインしました。具体的な“座り方での迷惑行為”の順位では、「座席を詰めて座らない」「座りながら足を伸ばす・組む」「寄りかかってくる」などがランキング上位に。
「ヘッドホンでの音もれ」も迷惑行為ランキングの常連です。ネット上では「隣の人がめっちゃ音もれしてて、もはや車内のBGMと化してる…」と愚痴をこぼす人も。11位には「社内での化粧」が入り、「車内で化粧されると匂いがキツい」といった声が上がっていました。
このアンケートでは、車内で「心が温まったこと」にも多くの回答が。「お年寄りに席を譲ったら、その人が下りる時にもお礼をしてくれた」「外国人にスマホで経路を説明している学生がいた」「ベビーカーを押して乗車する人を周囲の人が助けていた」など心温まるエピソードが紹介されました。
公共の交通機関には色々な人が乗り込むもの。少しでも快適な空間にするために、みんながちょっとずつ思いやりを持つといいかもしれませんね。
文/牧野聡子