言葉を持たず、座ることもできない。進行性の難病「レット症候群」の娘・紗帆さんは18歳になりました。「今のままで十分幸せ」と語りながらも、サラリーマンを続けながらNPOを運営し、同時に福祉事業と不動産業も行い、4足のわらじで走り続ける父・谷岡哲次さん。彼を突き動かすのは、世間の正論に対する「静かな反旗」でした。「ありのままを受け入れて」という周囲の優しさに、あえて抗う理由。「もし娘が話せたら、私に何を願うか」。想像を超えた親の愛が辿り着いた、あまりに切実な仮説と、18年の軌跡に迫ります。