相手の意見に流されてしまって、言いたいことが言えなかったり、緊張してうまく話せなかったり…。
ときにナメられがちな、やさしいあなたでも変われます! 今日から使えるビビらない技法を紹介します。
教えてくれたのは…
心理学者 内藤誼人さん
立正大学客員教授。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程終了。社会心理学者としての知見をもとに、ビジネスを中心とした実践的分野への応用に注力。
人間は誰でも気が弱い
あのビスマルクや坂本龍馬もビビりだった!?
「世の中には、気の弱い人と強い人の2種類がいると考えられています。しかしそれは間違い。人間なら誰でも多かれ少なかれ、気が弱いものです」と言うのは、心理学者の内藤誼人さん。
鉄血宰相といわれたドイツのビスマルクや、堂々としたイメージの坂本龍馬といった偉人たちですら、強い人間を演じていただけで、実は気弱だったといわれています。
つまり〝気が強そうだ〟と思われている人は、本当は気が弱くてビビリだけれど、そういう自分を見せないのが上手なだけというわけ。 「一方で気が弱い人は、〝私は気が弱い〟という自己暗示を無意識にかけています。そのせいで人前に出るとうまく話せなかったり、相手の意見に流されてしまうのです」
でも、その思いこみさえ取り払えれば、誰だってビビらない人になれるのです!