飛行機には持ち込まず預けるのが基本。ベビーカーのアクセサリー類は外しておこう
では、飛行機に乗る時はどうでしょう? 機内に持ち込める荷物の大きさや個数は航空会社によって異なるし、国内線なのか国際線かなどによっても違ってきます。全日空の場合、機内に持ち込める荷物の条件は
・手荷物の合計が10kgを超えないこと・身の回り品1つのほか、以下のサイズ以内のもの。
◇100席以上の飛行機:3辺の合計が115cm 以内 (55cm × 40cm ×25 cm以内)※10kg以内
◇100席未満の飛行機:3辺の合計が100cm 以内 (45cm × 35cm × 20cm 以内)※10kg以内 となっています。では、このサイズ内ならベビーカーは預けられるのかを聞いてみると…
「ベビーカーは機内持ち込みではなく、受託手荷物として貨物室に搭載するのが基本です。ただし折り畳み可能な一部のベビーカーは、上記の条件を満たせば国内線なら持ち込みは可能です。でも、機内では広げて使うことはできません。また、国際線の場合はベビーカーは大きさに関わらず、持ち込むことができません」(全日空・広報室)。
ベビーカーは自動手荷物預け機(ANA BAGGAGE DROP*)では預けられないので、手荷物カウンターで預けます。カウンターは混雑していることも多いので早めに行って、出発時刻の30分前までには手続きを済ませましょう。
「ベビーカーのアクセサリー類を付けたまま預けると破損や紛失してしまう事があるので、必ず事前に外してください。手荷物カウンターで預ける直前に外すのではなく、事前に外しておくとスムーズに手続きを進められます」(全日空・広報室)。
預ける際はカウンターで専用のビニール袋に入れてくれるので、汚れる心配はなさそうです。
*2018年9月現在、羽田空港第2ターミナル、新千歳空港、福岡空港に設置
ANAやJALなど大手航空会社では空港内でベビーカーの貸し出しも行なっていますが、事前予約はできないので、チェックイン時に申し出ましょう。借りたベビーカーは搭乗口まで使えるので重宝します。また、出発空港でのチェックイン時に申し出ておくと、到着空港でもベビーカーの貸し出しを受けることができます。 航空会社の貸しベビーカーが出払っていて借りられない時でも、たいていの空港では空港自体でベビーカーの貸し出しサービスを行っているので諦めないで。ただし数に限りがあり、空港によっては貸し出しサービスがない場合もあるので、事前に貸し出しサービスの有無や貸し出し場所を確認しておきましょう。
▲ベビーカーを預けた後は航空会社や空港でベビーカーを借りると便利