ひんぱんに買う野菜ほど、長もちさせたいもの。ポイントは、野菜がいたむ原因を排除しておくことです。

 

野菜を長もちさせるポイント

水分をとり除く

乾いたキッチンペーパーで包むと、野菜から出た水分をとってくれるので蒸れにくい。湿度が高く蒸れた状態になると長もちしない。

 

光をさえぎる

常温保存の野菜はマチが広い紙袋に新聞紙を敷いて入れ、直射日光のあたらない涼しい場所へ。光があたると変色し、早くいたみやすい。

 

酸素に触れないように

野菜は空気に触れることで酸化し、微生物が増殖していたみが早まる。ラップで包む、ポリ袋に入れるなど、空気に触れないように保存。

 

適温で保存する

葉もの野菜やきのこ類は冷蔵室、夏野菜は野菜室(真夏の場合)または冷暗所、いも類や根菜類は常温保存と、適温適所で保存する。

 

よく買う野菜が断然長もちする保存法

きゅうり

水けをふき低温になりすぎないよう注意

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表面の水滴をキッチンペーパーでよくふきとる。水けをとったら1本ずつキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室へ。この保存法で1週間もつ。

 

レタス

小麦粉で芯から水分がとぶのを防止

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芯の表面を薄く切り取り、断面に小麦粉を塗って新聞紙で包み、ラップをかけて冷蔵室へ。小麦粉が水分の蒸発を防ぎ、2週間たっても新鮮。

 

ほうれんそう

乾いたキッチンペーパーで包むと日もちする

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洗って水けをよくふきとってからキッチンペーパーで包み、根元を下にしてポリ袋へ。袋の口を軽く閉じ、冷蔵室に立てて保存すると1週間もつ。

 

キャベツ

湿らせたティッシュを芯に詰めると長もち

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中心から水分が抜けていくので、芯をくりぬいてぬらしたティッシュを詰める。これを新聞紙に包みポリ袋に入れ、冷蔵室で保存すると2週間もつ。

 

ブロッコリー

ラップなどで三重に包めば長もち

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つぼみ部分を覆うように、キッチンペーパー、ラップ、ポリ袋の順で全体を三重に包む。これで熟成を促すエチレンガスがおさえられ3週間もつ。

 

じゃがいも

りんごと一緒に保存して発芽を防止

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りんごと一緒に入れて、冷暗所で保存。りんごから出るエチレンガスによって発芽がおさえられ、3か月もつ。ただし、りんごは途中で入れかえる。

 

トマト

熟したものはキッチンペーパーで包んで

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熟したものはよりいたみやすいので、1個ずつキッチンペーパーで包む。ポリ袋に入れ、袋の口を軽く閉じ、ヘタを下にして野菜室へ。2週間もつ。

 

にんじん

水けをふきキッチンペーパーで包んで冷蔵室へ

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ポリ袋入りはぬれている場合も。水けをふきとり、キッチンペーパーで1本ずつ包んで、ポリ袋に入れて立てて冷蔵室へ。2~3週間もつ。

 

酸素、微生物、光、エチレンガスなど、いたむ原因はさまざま。菌の繁殖を防ぐためにキッチンペーパーで水分をとり除いたり、酸化防止のためにラップで包んだり、ひと工夫が重要。結果、鮮度をキープしたまま長期保存できるのです。