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勤め人にとって、「ボーナス」は働くモチベーションの1つ。ハードな仕事に就いている人も、ボーナスをゲットした途端に疲れが吹き飛んだ経験はないでしょうか。近ごろは、大阪市が新たに検討しているボーナス査定が注目を集めています。

 

生徒のテスト結果が教師のボーナスに直結!?


話題となっているのは、8月2日の大阪市長会見で吉村洋文市長が発表した査定案。大阪市は、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の成績が政令市内で2年連続最下位という状態です。現状を憂いた吉村市長は、「市として全国学力テストの数値目標を設定し、達成状況に応じて教員の手当を増減させる人事評価の導入を検討する」と発表しました。

 

全国学力テストの結果を教員の評価に反映させた事例はこれまでに無く、ネット上では賛否の声が多数上がっています。

 

賛成派の人からは「教師のモチベーションも上がるし、なかなか面白い案だと思う」「子どもの学力低下を“嘆くだけ”の大人が多い中、具体的な解決策を考えるのは立派です!」「努力でなく結果を元に査定を行うなら、このボーナスはアリでしょ」など、ユニークな案に感心する声が続出。

 

しかし、革新的過ぎる査定案に不信感を抱いた反対派の方が多いようす。ネット上の声を見ると、「子どもの学力は教師側の意識改革だけで変わるとは思えない」「ボーナスアップは教師にとって魅力的だと思うけど、学校はテストの点数を上げるためだけの場所ではない」「学校の教育云々より、家庭学習を習慣化させるのが学力アップの近道だと思う」といった意見が相次いでいます。