成績アップには「生徒のモチベーションに介入」することが大切
8月13日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)では、経済評論家の勝間和代さんが大阪市の査定案に疑問の声を上げていました。
勝間さんは「2000年の初めくらいにアメリカが全く同じことをやったんですよ」と、アメリカで起こった事例を上げて説明。カリフォルニア州などの地域では生徒のテスト結果に応じて教員の評価を変動させたり、学校への補助金額を決めていた時期があったそうです。しかし、不正な方法で生徒の点数を上げようとする教師が横行する結果に。
テスト時間を延長したり、教師が回答の空欄部分を勝手に埋めたりと様々な不正行為が発覚しています。酷いものになると、生徒の回答を消して「教師が答えを書き換える」といった不正まで行われる始末。
脳科学者の苫米地英人先生も「生徒ひとりひとりのモチベーションにどうやって介入していくかという方が遥かに重要」とコメントし、教師陣を刺激するだけの査定案に苦言を呈していました。
大阪市民からは反対の署名運動まで起こっている今回の査定案。果たして市は、最終的にどのような決断を下すのでしょうか。