暑い夏は親子ともども体調をくずしがち。暑さやお出かけのときのトラブル、夏ならではの病気のケアや対策を紹介します。親子で元気に夏をのりきりましょう!
教えてくれたのは…
大和高田市立病院 小児科
清益 功浩先生
京都大学医学部卒業。医学博士。日本小児科学会認定専門医。日本アレルギー学会認定専門医・指導医。メンタルヘルスマネジメントをはじめ、多岐にわたる資格をもち、メディアなどでも活躍中。
イシハラクリニック副院長
石原新菜先生
帝京大学医学部卒業後、研修医を経てイシハラクリニックにて漢方薬処方を中心とする診療を行う。腹巻きやしょうがなどの温め健康法の免疫力アップに着目し、メディアでも活躍中。2児のママ。
甘く見てはいけません!
あせもから熱中症まで
暑さによるトラブル&対策
放っておくとあとで厄介なあせもや日焼けなどの皮膚トラブルや、夏バテなどの対策とケアを知っておきましょう。
Q 子どものあせもは放っておくと悪化する?
A 悪化します! その都度、汗を洗い流しましょう
いちばんの予防法は高温多湿の環境を避け、汗をかかないことですが、どんなときでも汗をかいたら清潔を保つことが大切。あせもができてしまったら、汗を洗い流し、保湿を心がけましょう。汗をかく環境では再発を繰り返しますが、基本的には数日で治るので、こまめなケアを継続するようにしましょう。(清益先生)
【対策】
◎エアコンや除湿機で28度前後に保つ
◎汗をかいたら洗い流す
◎普段から石けんを使って皮膚を清潔にする
◎ぬるめのお湯でこまめにシャワー
【ケア】
入浴後、軟膏やクリームよりは、よく伸びる保湿ローションをつけると効果的。かゆみが強いときは、皮膚科で診察を受けたり、ステロイド外用薬(市販のものでOK)を使用して。