可愛すぎるメアリーに注目

 

この映画の見どころは“メアリーのかわいさ”とまとめてしまっていいくらい、とにかくかわいい女の子です。7歳くらいの女の子って、おませさんでちょっぴり生意気なのですが、そこも含めて可愛いの極みなのです。

 

フランクの寝室から担任の先生が裸で出てくるシーンでは、すべてを見透かしたようなニヤついた顔で「先生、おはようございます」なんて対応をしちゃいます。かと思えば、学校に行きたくないと思いっきりふてくされた顔を見せたり、悲しいことがあれば、ボロボロと流します。生意気さと子どもっぽさが絶妙なバランスで同居している、そんなところもメアリーの魅力です。

 

天才少女を演じるマッケンナ・グレイスも、演技で天才的な能力を見せつけてきます。メアリーが口を大きく開けて笑うシーンにも注目してください。前歯がないところも、かわいさを引き立てていますよ。

 

優しすぎる男フランクに心奪われる

 

フランクは、姉から生後半年のメアリーを託されます。見るからに優しそうで、いい男で、モテないはずはない!のに、メアリーを男手ひとつで育てています。子育てにも優しさが溢れています。メアリーへの接し方がとても素敵なんです。もちろん7歳の女の子として大切に育てているのですが、1人の人間としてきちんと対等に話すべきところは話すという姿勢は見習いたいところです。

 

優しいフランクでも、イライラして逆ギレし、八つ当たりをするようにメアリーを怒鳴ってしまうことだってあります。冷静になって、自分の落ち度を認め、きちんと謝る姿は、見習いたいと思うママも多いのではないでしょうか。