自分の好きなものとシンプルに暮らしているミニマリストのおふみさんに、自身の経験から得た“家を安らぐ場所にするちょっとした習慣や愛用品”を教えてもらいます。
昨年の秋はワンピース2着を着回し、ワンピースのすばらしさに改めて気がついたというおふみさん。今回は、愛用しているワンピースについてその魅力と着こなしについて教えてもらいました。
今の季節にも大活躍!愛用のワンピース
今日からたった1コーデしか服を所持できないとなったら、何を持ちますか?
私なら迷わずワンピースを選ぶと思います。
何がいいかというと、まずお腹周りがラク。 ウエストがゴムのボトムスでも、パンツスタイルってどうしても締め付け感がありますよね。あのストレスから完全開放されるのが最高です。 また、お尻や太もも周りの体型をカバーしてくれるところも良いですね。
そして次にコーディネートをいっさい考えなくて良いのが楽。ワンピースは上下の組み合わせも、重ね着としての相性も何も考えなくて良いのです。
家を出発して駅についたくらいで、ふと「今日の服、トップスとボトムスの組み合わせがちょっとおかしいから帰って着替えてきたい!」と思うけれど時間的にもう無理。終わった気持ちで一日過ごす、みたいなことが絶対に発生しないわけです。 コーディネートという悩みから完全に解放される素敵なアイテムです。
温度調節しやすいのもいいですね。 例えば長袖のワンピースならば、真夏以外は一年中過ごせます。中に着るものをキャミソールにすれば春や秋など暖かい季節を乗り切れますし、 長袖のあったかインナーに変えれば冬も過ごせます。 1着でカバーする期間が長いというのも愛すべきポイントです。
そんなわけでとにかく助けられっぱなしなワンピース。 私のクローゼットの中から、愛用のワンピースとその着こなしについてご紹介したいと思います。
ふたつのマキシ丈ワンピース
部屋着兼よそゆき。
2020年春から愛用しているGUの花柄ワンピースがあります。思えば過去の旅行の写真を見ると、お気に入りの1着であるこのワンピースを着ている率がものすごく高いです。
下に着るもので温度調節できて、毎日コーディネートを考えなくてもただ頭からひっ被ればいいというラクさが、旅と相性抜群なのです。
似合う花柄ワンピースになかなか出会えず、100着近く試着して見つけたので、宝物のようなワンピースです。
えりはスタンドカラーで、私の骨格の胸周りの薄さをカバーしてくれます。
シフォン系の生地やフェミニンな雰囲気の花柄が本当に似合わないという自覚があり、花柄ワンピース選びにはかなり悩みましたが、こちらのワンピースは古着っぽい雰囲気のある花柄で、透け感があまりない生地です。
また、ロング丈を着ると寸足らず感が強く本当に似合わないのですが、フリーサイズだと大抵マキシ丈には足りません。このワンピースはようやく出会えたしっかりマキシ丈でした。
えり・素材・色柄・丈感のパズルがはまった1着なのです。
あまりに重宝してヘビロテしていて、同じ用途のものを買い足したいと思い、 今年の春にリバティ柄のワンピースを追加しました。リバティ柄アイテムの取り扱いが豊富なShower Partyというお店のものです。
ぶどうのような植物をモチーフにした青と白の総柄で、目が詰まっているけれど、割と涼しく着られる肌触りです。こちらはGUとほぼ同じ丈感で、違うのは前開きタイプであること。
前がボタンなので、全て閉じるとワンピースとして、 前を開けると羽織りとして使えるので、より一層温度調節しやすいです。
ノーアイロンで着られることもヘビロテする上で大事なポイントですが、どちらもクリアしています。
まさに制服と言えるくらいの頻度で愛用している2着です。