「私たちより困っている人もたくさんいる。これ以上、誰かに助けを求めていいのだろうか」「食物アレルギーをわがままだと思われそうで、食べられないと言い出せなかった」── いわてアレルギーの会代表・山内美枝さんが避難所で見聞きしたのは、アレルギー患者にとって、“声を上げること”がいかにハードルが高いかということでした。