子どもの習い事の送迎は、共働き家庭にとって悩ましい問題。忙しい日々の中で、仕事や家事に加えて、スケジュールを調整したり、送迎サービスを手配したりと何らかの方法を考えなくてはなりません。

 

今回は、共働き家庭が抱える「子どもの習い事送迎問題」の実態を探るべく、読者モニター70人にアンケートを実施。各家庭のリアルな送迎事情に迫ります。

8割の家庭で「習い事の送迎」がネックになっている!

子どもの習い事を始めるうえで、送迎に悩んだことがあるか聞いたところ、「はい」と回答した方は81.4%。全体のおよそ8割を占める保護者が悩んでいることがわかりました。

習い事の「送迎負担」ママに重くのしかかる課題も…

実際に送迎している夫婦の割合を聞いたところ、最も多かったのが「ママが9割:パパが1割負担」という回答。次いで、「ママが10割:パパが0割負担」という回答です。

 

働き方や雇用形態によって負担の大きさが異なるものの、ママの負担が高い傾向にあることが明白に…。
「平日の送り迎えはほぼママなので、家事と平行してやるのが負担…」(30代2児の保護者)
という声から、
「今は夫婦共にテレワークなのでお互いに行ける方が送り迎えをするようにしている」(40代1児の保護者)

 

「今はコロナで夫婦共にテレワークなので、仕事を中抜けして迎えに行けるのでかなり助かるし、体力的にも精神的にも楽になった」(40代1児の保護者)
という声まで。家庭によって差がある状況も見えてきました。

習い事送迎問題…保護者が悩む理由は?

では、具体的にどのような悩みを抱えているのでしょうか。

平日のスケジュール調整が難しく、選択肢が限られる

特に多かったのは、平日の送迎問題です。
「共働き世帯だと送り迎えがなかなかできないため、自分で通えるところにある習い事しか行かせられないです。土日はゆっくり家族で出かけたいので習い事は避けたいし、悩ましいです」(40代3児の保護者)

 

「共働きのため土日は一緒に過ごしたく、平日送迎可能な習い事を探しているのですが、なかなか見つからず困っています」(30代2児の保護者)
仕事のスケジュール調整や、週末の過ごし方がネックになっていることが読み取れます。
さらには、
「フルタイムで働いていると平日の習い事の送迎ができず、習わせたくてもスケジュールが調整出来なかった。未就学児のレッスンは平日の早い時間が多く、土日は空き待ちの状態」(30代2児の保護者)
という声もあり、習い事に通う曜日の選択肢が狭まることで、諦めざるを得ないケースも。

仕事に家事に子育てに忙しく、送迎そのものが負担に

平日になかなか通えないという悩み以外には、送迎そのものに負担を感じているという回答も複数ありました。
「下の子たちのお世話もあるので送迎が大変」(30代3児の保護者)

 

「雨天の送り迎えが負担」(40代1児の保護者)
なかには「地方では親が送迎しないと習い事に通えない」という切実な声もあり、送迎手段が限られてしまう課題も。

 

また、習い事の場所が遠方の場合も送迎の負担は大きくのしかかります。
「送迎が大変で私の疲労が娘に伝わってしまい、娘もやる気をなくして辞めた」(30代3児の保護者)
「習い事を通わせたい」という親心と「送迎の負担」の間で、日々葛藤しているというのが実情かもしれません。

習い事の送迎で工夫していることは?

仕事に家事に忙しい中、習い事の送迎を一体どのように工夫して乗り切っているのでしょうか。

第三者のサポートを得る

最も多かったのは、第三者のサポートを得て平日の習い事の送迎を切り抜けるという回答です。
「習い事送迎をしてくれる民間学童を一時期利用していました」(30代2児の保護者)

 

「自治体が管轄するファミリーサポートの活用」(40代2児の保護者)

 

「送迎ができない日は主人や祖父母、シッターを頼っている」(30代2児の保護者)

仕事やスケジュールの調整で乗りきるという声も

一方では、子どもが習い事に通い続けられるように仕事を調整するという声も。
「フレックス勤務を活用している​​」(40代1児の保護者)

 

「夫婦それぞれ休みが違うため、自分の休みに合わせて習い事の曜日を決めた」(30代2児の保護者)
他にも、オンラインレッスンなど送迎が発生しない習い事や送迎バスがある習い事、自宅に近い習い事を選択するなど、保護者たちの努力が伺えます。

 

しかしながら、
「誰にも頼れないので、私が送迎できないときは子どもの習い事を休ませるしかないです」(40代2児の保護者)
「解決策がない」という声も一定数あり、仕事やスケジュールの調整では解決が難しい状況も浮き彫りになりました。

家庭での協力体制が「習い事送迎問題」解決の糸口に

共働き世帯の習い事送迎問題には、平日に習い事へ送迎できず希望の習い事を諦めたり、家族で過ごしたい休日を習い事に充てたりと、さまざまな悩みを抱えていることがわかりました。

 

一方で、習い事に通い続けるためにリモートワークや送迎サービスを活用するなど、各家庭で知恵を絞りながら対応する保護者の努力も伺えます。

 

仕事をしながら子どもの習い事送迎を切り抜けるには、保護者の調整力や、夫婦での連携は不可欠。家庭でしっかり話し合い、協力し合うことが大切なのかもしれません。

 

アンケート調査概要
期間:2021年10月8日〜10月18日 人数:70人(CHANTOモニター読者) 方法:インターネット

文/鈴木実香里