3.セクハラと民事責任


さて、上記のようにセクハラで犯罪が成立する可能性もあるのですが、犯罪にならないセクハラ行為もあります。その場合、加害者には何の責任も発生しないのでしょうか?そのようなことはありません。セクハラは民事上の「不法行為」となるからです。

 

不法行為とは、故意や過失にもとづく行為によって被害者に損害を発生させる行為です。不法行為を行った加害者は、被害者に対して損害賠償をしなければなりません。そこで、セクハラ被害を受けたら、被害者は加害者に対して損害賠償請求(慰謝料請求)できます。たとえ相手に犯罪が成立しないケースでも、民事上の不法行為は成立するので、泣き寝入りする必要はありません。

 

以上がセクハラと犯罪、親告罪の意味やセクハラの責任内容です。あなたや娘さんが職場で働くときにもセクハラ被害に遭う可能性がありますから、おぼえておいて下さいね。

 

取材・文/ぴりか