マンガ「やさしく、つよく、おもしろく。」(ほぼ日)のほか、イラストなどを手がけるながしまひろみさんが、あなたのエピソードを漫画にします。
第66話は子どもが脱水症状で倒れてしまったときのエピソードです。
第66話「お医者さんも大丈夫って言ってたから」
投稿エピソード
もうすぐ11歳になる娘が2歳になったばかりの頃。12月生まれの娘は誕生日近辺に体調を崩しがちだったのですが、その年もそうでした。胃腸炎の脱水症状で、小さな体に点滴するハメになった娘。1時間動かないでくださいと言われ、病院の診察室で嫌がる娘を宥めていたら、気づけばすっかり日が暮れていました。
病院には私たち親子だけ。腕には注射のせいで青アザまででき、弱っている娘の姿を見ていたたまれなくなった私は、涙を堪えきれず わんわん泣いてしまいました。...それに気づいた娘、何を思ったか急に変な顔をし始めたんです。どこか痛いの?と心配しましたが、しばらくして、泣いている私を笑わせようとしているんだと気づきました。
言葉にできない2歳児なりの思いやりだったのでしょうか。痛い思いをしている娘が笑わせようとしてるのに、私が泣いててどうする!と思わず泣き笑い。むしろ、私が笑わせなきゃいけないのに。ごめんね。ありがとう、しーちゃん。今もそのときの変顔をときどき思い出します。
(投稿者:もりこさん)
ながしまさんコメント
もりこさんに笑っててほしかったんですね。もらい泣き笑いしてしまいました。
担当編集コメント
お母さんが笑っていることが、娘さんにとっても何よりの薬だったんでしょうね。