「制服化」は自分の好きなコーディネートを見つけるところから

制服化を進める際の具体的な流れについて説明していきます。

 

まずは気になるコーディネートを収集します。定額で雑誌をデジタルで購読できるサービス「dマガジン」で数誌のファッション誌を読んで気になるコーディネートをクリップします。女性誌でピンとくるものがない場合はメンズ雑誌も読みます。そして今期自分がしたいコーディネートをイメージし、手持ち服と照らし合わせてみると何がたりないか見えてきます。

 

次に試着リストを作ります。例えば黒のシアーワンピースが欲しいとすると、いろんなブランドからシルエットや色味の少しずつ異なるものが販売されているので、それらをピックアップして試着して回るお店のリストを作ります。その際に私が使用しているツールが「WEAR」です。アイテム名を入れてコーディネート検索を行い、ブランド名をチェックします。

 

次に、買い物先でチェックするための手持ち服リストを作ります。手持ち服の写真を撮影するのでもいいですし、簡単にメモするのでも構いません。そのメモをスマホで撮影しておきます。

 

そして買い物に行きます。試着リストのブランドを順番に巡り、試していきます。試着したら、先ほどの手持ち服リストを確認しましょう。すべての手持ち服との組み合わせをイメージできるので、試着室の中で途方に暮れるということがなくなります。試してみた中で、一番しっくりきたものを買います。

 

買い物を終えたら、買った服と手持ち服でコーディネートを組みます。これで制服が数パターン出来上がります。

友人との2泊3日の旅行をイメージして、袖を通したくなる服を選ぼう!

少ない数の服で暮らしたいのは、服の管理におけるストレスを減らしたいから。

 

しかし、おしゃれしたいという気持ちまで手放したいわけではありません。服の数を絞りつつもおしゃれも楽しみたいと考えながら、1シーズンのアイテム10着を選んでいます。

 

そんな時に役立つ考え方が、友人との2泊3日の旅行をイメージすることです。

 

おしゃれも楽しみたいけれど、とはいえ動きやすさも重視したいので、軽くて歩きやすい服や靴を選びたいところ。荷物は軽い方がいいので、服の数は絞りたい。こんなイメージをしながらアイテムを選べば、自然とおしゃれで着心地の良いものばかりになり、どこへ着て行くにも袖を通したくなるようなコーディネートが出来上がると思います。

 

少ない数の服で印象を変えられるアイテムとして、私が実際に旅先でも重宝しているのが「シャツワンピース」と「シアーワンピース」です。

 

ロング丈のシャツワンピースは、ボタンを閉めて着ればワンピースとして着られるのはもちろん、前を開けて羽織りとして使えます。これが一着あれば旅先でも少ない数の服でガラッと印象を変えられます。シアーワンピースは透け感があるので、中に入れる服を変えると印象が変わります。

 

私の場合は、この2つのアイテムは今の好みにも合っているので比較的よく制服に登場しています。

 

他にも、雰囲気の違うイヤリングを日によって付け替えたりもします。同じ服でも耳元が変わるだけで印象が変わるのでおしゃれを楽しむ上でおすすめですよ。

 

文・イラスト/おふみ 構成/阿部祐子