新型コロナウイルスの感染拡大によって、業績が悪化する企業が続出。給料が大幅に下がったり、リストラにあったり、と痛手を受けている人もいるでしょう。結果、生活費も大ピンチ。この苦境を乗り切るにはどうしたらいいの?家計再生コンサルタントの横山光昭さんにとっておきの対策を伺いました。

 

家を売るのは間違い。それよりも

月収が12割下がる程度ならともかく、月収が半分以下になったり、失業して収入が途絶えたり、ということになると節約だけでは対応できません。生活レベルを下げるにも限界があります。別の手を講じることが必要です。

 

最も手っ取り早いのは貯金を取り崩すことですが、貯金がない人もいるでしょう。

 

家計の中で占める割合が大きい住宅費も、持ち家の人は賃貸にしたとしても、それはそれで仲介手数料や家賃、引っ越し料金などがかかります。余計な出費が増えるだけです。家を売るのは最後の手段でしょう。

 

まずは、毎月支払っている住宅ローンや社会保険料などの支払いを一時的に減額してもらうよう申請しましょう。ものによっては、社会保険料などが全額免除になるものもあります。

 

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