気持ちを書き出して悩みを解消!
HSPの悩みは他にも多くあげられていました。例えば“他人からの頼み事を断るのが怖い”という考え方もHSPの特徴です。
自分の仕事で手一杯の状態でも、「断って嫌われたらイヤだな…」「断ったら悪いから引き受けよう」など他人からの思われ方を気にしてしまう傾向が。そこで武田先生は、「相手の要望を聞きつつ、自分のできる範囲を伝えるべき」とアドバイス。「私の仕事もあるから半分ならできるよ」と無理のない程度で相手の要望を受け入れれば、気持ちや負担が楽になりますよ。
またHSPの人は、本音を言えず周りの意見に合わせがちな部分も。自分の意思が表せないことから「私には意思がない」と思いこみ、強く自分を責めてしまうそうです。自らを精神的に追いこまないために、まずは「感じていたことを後で書き出す」作業が重要。周囲の空気に飲まれて自分の本心がわからなくなっても、ノートに書き出すことで本音を見つめ直せます。
繊細な気持ちを持つHSPの人にとって、初対面の人と話す場は大の苦手。「第一印象大丈夫かな?」「悪く思われていたらどうしよう…」など余計な心配をしてしまいますが、武田先生は“人見知りを伝えたうえで「質問してください」とアピールする”という対処法を伝授していました。人見知りでも相手から話題を振ってもらえるので、会話がしやすい環境に。新しい環境に慣れるまで時間はかかりますが、決して無理はしないで少しずつ順応していきましょう。