「昔よりも疲れやすくなった」「食べる量を減らしても痩せない」そんな悩みを抱えていませんか? もしかしたらそれは筋肉量が減っていることが原因かもしれません。筋肉量が減ることによって起こる体のトラブルと、改善のための筋トレ方法について、理学療法士が解説していきます。

家で筋トレをする必要性

 

iStock/Prostock-Studio

 

女性の体は男性よりも筋肉量が少なく、脂肪がつきやすいという特徴があります。さらに、加齢とともにその傾向は強まってきます。 子育てや仕事をしていると運動不足になりやすいことから、筋肉量が減ってしまいがち。筋肉量が減ることで、体には次のような症状が起こりやすくなります。

 

●太りやすくなる

基礎代謝とは、人が生きていくために最低限必要なエネルギーのこと。体温調節、心臓や呼吸の働きなどがそれに当たります。 筋肉量が多ければそのぶんエネルギーが必要となりますが、少なければエネルギーは消費されにくいとされています。そのため余ったエネルギーは代謝されず、脂肪に変換されて太りやすくなる可能性があるのです。

 

●疲れやすくなる

体を動かすためには筋肉が活動する必要がありますが、筋肉量が減ってしまうと動くためのパワーが出なくなり、少しの運動でも疲労しやすくなってしまうのです。 また運動によって、筋肉には微細な傷がついますが、筋肉量が少ないとそのぶん傷も大きくなり、回復に時間がかかってしまいます。それが慢性的な疲労としてあらわれることも。


●冷え性になる

筋肉は活動することによって、熱エネルギーを生産します。また伸び縮みすることで、ポンプのように全身に血液を循環させて体を温めるとされています。 そのため筋肉量が少ないと体の熱エネルギー生産効率が悪くなり、血液が全身に行き渡りにくくなるため、手足の冷えといった症状を引き起こしてしまう可能性もあるでしょう。

これらの症状は、多くの女性が抱えている悩みに挙げられるのではないでしょうか?  また生理や妊娠、出産などでホルモンバランスが乱れやすいことからも、これらの症状を助長しやすいのです。