学校との連携をはかって見守りを

 

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子どもが「起立性調節障害」だと診断された場合、学校にもしっかり理解しておいてもらう必要があります。 登校が午後になる可能性もあることや、授業の遅れ対策や家庭学習をどうするのかなど、心配なことは学校と相談しておきましょう。 また〝保健室登校〟などの可能性もあるため、保健室や養護教員への情報共有しておいてもらうことも大切です。 親と学校が連絡を取り合い、協力しても守れる体制作りを行ってください。

 

朝起きられず、不登校気味になってしまうと「自分の育て方が悪かったのか?」などと悩むこともあるでしょう。 しかしこの病気は、決して育て方が問題ではありません。 焦らず悩みすぎずじっくりと見守りながら、改善していけることを願っています。

 

(※1)日本小児心身医学会「起立性調節障害(OD)」

 

 

文:くまこ