「起立性調節障害」を見守る親の心得
病気は家族の支えが何より、それは「起立性調節障害」においても同じです。次のような点に注意しながら、家族で見守ることが大切です。
親が知識を深めて理解する
起立性調節障害を患った子の親として、まずはこの病気の知識を深めることが、わが子を見守るスタートとなります。 正しい知識を知って「怠けているのではない」と知ることで、親自身も落ち着いて子どもの症状や悩みへの対処ができるようになります。 起立性調節障害は、自律神経が影響してくる病気なだけに、心の安定をはかることが大切です。 そのためには親がこの病気を理解して、寄り添ってあげることが何より大切なのです。
自己判断せず病院で検査と治療を
起立性調節障害は病気の一種ですので、診断には検査が必要になります。その上で、病気の状態に合わせた治療が必要となってきます。 だからこそ「起立性調節障害かもしれない」と思っても、決して自己診断はしないでください。小児科などに受診することから、適切にこの病気と向き合いましょう。 またより早く受診するためにも、もしお子さんが「起立性調節障害」かもしれないと感じたら、まずはお子さんの話をじっくり聞くことからはじめてみてください。 いつから、どのような症状が出ているのか。お子さんの様子を知り、医師に詳しい様子を伝えることが大切です。