やんちゃ盛りのお子さんがいると、子どもを叱る機会も多くありますよね。しかし「子どもを叱ったあとに、なんとも言えない自己嫌悪に襲われる」と言うママの声も、よく耳にします。子どもを叱った後の自己嫌悪を長引かせないコツを、を心理カウンセラーがご紹介します。

叱った後の「心のアフターケア」が大切

 

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子どもを叱ってしまった後、たまに自己嫌悪に襲われるくらいなら問題ありませんが、いつもとなるとしんどいですよね。 叱った後に自分の感情をケアする方法を、いくつか用意しておくようにすることをおすすめします。

<感情をメモをする>

子どもを叱った後に、自己嫌悪に襲われた日の調子を手帳などにメモをしてみましょう。 こうすることによって、どんな場面で、いつごろ、イライラしやすいのかなどの傾向がつかみやすくなります そうすることで、同じような状況に立たされたとき、自分を客観的に見ることができます。

<ママにしかできないことを>

自己嫌悪に襲われやすい人は、自分に厳しい傾向も見られます。 しっかりしなきゃと思うと子育ての手を抜くことができなくなり、情緒不安定になってしまったり。 そんななかで子どもがやんちゃをすると「しつけがなってない」と感じ、余計に辛くなってしまいます。 そんなときは「親にしかできないことをやってあげよう」と考えてみてください。 例えば、「あなたは私の宝物だよ」といったメッセージを伝えるのは親にしかできないことです。 子どもを叱って自己嫌悪に襲われている時は、子どもを温かく包み込む余裕がないという証拠でもあります。 自分の心身の調子と相談しながら、自分にできる最低限のことだけをやるように心がけましょう。