「1人1台端末環境」は遠隔教育も充実化?
GIGAスクール構想の発表は大きな反響を呼び、SNS上には「ネット時代を象徴する教育改革になりそう」「教育のデジタル化が加速すれば、子どもの勉強方法も変わっていくんだろうな」といったコメントが続出。また「ICT化の遅れが出ている自治体のことを考えれば国が後押しするのは良い判断だと思う」と、補助金が盛り込まれたことを評価する声も見られました。
一方GIGAスクール構想に慎重な意見も寄せられていて、「児童や生徒にパソコンを持たせたとしても、ちゃんと使いこなせるか不安」「端末を持たせるよりも前に、ネットリテラシーやデジタル機器の扱い方を学ぶ方が先では?」といった反応が。また端末導入による教員の負担が増えることを心配する声も見られ、構想の実現には端末の普及以外にも解決すべき問題が多いようです。
なおGIGAスクール構想のQ&Aには、「『1人1台端末環境』を整備しなくてもよいのではないか」という率直な質問も掲載。文部科学省は「新しい時代の教育に必要な、子供たち1人ひとりの個別最適化と、創造性を育む教育を実現できます」と回答し、双方向で意見交換する「協働的な学び」や「遠隔教育の充実」などがいつでも可能になると説明していました。