「育児うつ」の対処法
ここでは育児うつに「ならないため」、また「なってしまった」ときの対処法をまとめました。
周りに助けを求める
多くのママたちは「育児は母親がやらなければいけないこと」と思いこんでいます。たしかに育児は母親がメインとなることが多いかもしれません。
でも「母親だけが」やらなければいけないわけではありません。まずは頼れそうな人に助けを求めてください。多くの人に頼ればそれだけ負担を分散できます。
自分の心のケア
大好きなコーヒーは飲めていますか? 睡眠時間が不足しすぎていませんか? 好きなことを我慢しすぎていませんか?
育児中は自分の心のケアが後回しになりがちですが、大変な時期だからこそ自分のことも大切にしてください。
ひとりの時間を過ごすなどして、ほっとひと息つく時間を作るよう意識してみて。きっと驚くほど肩に力が入っていたことに気づくはずです。
話をする
夫と、友人と、母親と、誰とでもかまいません。できれば「こんなこと話していいのかな…」と気を使わない関係の人がおすすめです。
もしも周りに話せそうな人がいなければ、子育て支援センターやカウンセリングなどを利用するのもひとつの手です。
「話す」というのは、思っている以上にストレス発散の効果があります。心の中に溜まっているものを、まさに「吐き出す」ことが必要です。
試せることを試してみても改善しない場合は、医療機関を受診してください。筆者も精神科で働いていますが、産後うつ・育児うつと思われる人はたくさんいらっしゃいます。 話すだけでスッキリする人もいますし、治療をはじめてすぐに症状が快方に向かう人も。「ちょっとしんどい」と思ったら早めの受診、これを推奨します!!
文:矢島みさえ