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vol.19 育児インターン

育児、仕事、家事、社会のこと、ママたちが普段気になっていることをCHANTOモニターに大調査!ママたちの「どうして?」を「なるほど!」に変える記事をお届けします。vol.19は「育児インターン」についてです。

 

大学生に仕事と家庭のリアルを学んでもらう「ワーク&ライフインターン」という取り組みが注目を集めています。この取り組みは、昼は企業でインターンシップを行い、夕方からはその社員の家を訪れ育児や家事を手伝うというもの。会社と家庭、どちらも経験してもらい、若い世代に自身のキャリアや人生設計を考える機会としてほしいというねらいがあります。

 

この取り組みについてCHANTOモニターのみなさんに、どう考えるか回答してもらいました。

下の世代に伝えたいのは、「性別に関わらず家事育児を分担する重要性」

最初に「育児インターンに賛成ですか?」と質問しました。「賛成」と回答したのは、全体の57%という結果に。

 

「自分も大学生の時、仕事と家庭の両立について具体的なイメージが全くわかないまま就活をしていたので賛成」と、仕事と家庭の両立に不安を覚えている学生でも、共働き家庭のリアルを見ることで得るものがあるのではというコメントもありました。なお「反対」は8%、「どちらでもない」は35%でした。

 

続いて、「次の世代に家庭や仕事の両立について伝えたいことはどんなことですか?」と聞きました。

 

一番多かったのは「男性女性に関わらず、家事や育児を分担すること」という意見です。共働き家庭が増えたことによって男性が家事や育児を行うのも定着してきていますが、まだまだ「家事、育児は女性の仕事」と思っている男性が多いのも現実です。こうした固定観念に苦しんでいる人が多いからこそ、この回答が一番多かったのだと考えられます。

 

夫婦で気持ちよく家事・育児を分担するために「コミュニケーションの大切さ」「伝え方や言い方で相手を思いやること」を伝えたいと具体的に回答した人もいました。

 

今後、働き方や家族の形の選択肢は増え、多岐にわたることが予想されます。「今までがどう、周りがどうという情報にとらわれず自分たちにあった生活を組み立ててほしい」と従来の価値観に囚われないでほしいという声、「子どもがいる、いない、結婚している、いない、色んなライフスタイルがあります。それを享受して自分とは違う境遇の人とも協力し合い、働く気持ちを持ってほしい」など互いの多様性を認める姿勢を持って欲しいという声もありました。

現在、日本人の働き方は多様になり過渡期を迎えています。育児インターンを通じて、下の世代にどんな風に働きたいか参考となる例を示すことができます。それは、下の世代にも私たちにもきっと大きな経験となるはず。また、若い人たちが子育て世代になる際に、今より仕事と家のことを両立できる社会となっているよう、私たちも自身の経験を伝えたり次の世代を支える心構えをしておきたいですね。

働くママのリアルがわかる! @CHANTO調べ

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取材・文/阿部祐子 イラスト/児島衣里

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©️CHANTO調べ 調査期間:2019年10月24日〜11月01日 調査対象:CHANTOモニター115人