内斜視はどんな症状がでるの?


 

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「内斜視」は見た目で分かりやすいものですが、小さな子どもは鼻の付け根が低く、異常がなくても内斜視に見えやすいため発見が遅れることも。 しかし適切な治療を行わないと、一方の目だけピントが合わせにくくなり、物がダブって見える、立体感や遠近感がつかめない、など視力に重大な影響を与えることも少なくありません。 また学童期に発症すると、学業に支障をきたしやすいともわれています。

 

「内斜視」を防ぐつき合い方のコツ


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子どもの目に悪影響を与えずにスマホやタブレットを使用するには、次のような点に注意しましょう。

 

画面から30センチ以上目を離す

スマホやタブレットによる内斜視の原因は、近い位置でピントを合わせること。内直筋の収縮を最小限に抑えるためにも、画面を目から30センチ以上離して使用しましょう。


小さな子どもは夢中になると顔を近づけがちになりますので、テーブルなどに固定して使用するのがおすすめです。

 

10~15分おきに目を休める

連続使用は10~15分程度に抑えましょう。長い動画を観るときは10分おきに遠くを観たり、画面から目を離すようにすると、内直筋が収縮し続ける状態を避けることができます。

 

YouTubeの話題が子ども同士の交流に欠かせないなど、いまの時代にスマホやタブレットを封印するのは難しいことです。しかも決して、すべてが害になるわけではありません。親自身が正しい付き合い方を知って、指導を心掛けたいものです。

 

文:成田亜希子